tsukumo

2022年4月2日土曜日

結構複雑な相場環境

 この記事を書いてるのは2022年4月2日です。

この10年でも稀にみる異常な相場環境ですよね。

まず、国連常任理事国のロシアが大っぴらに大義もなく(西側から見て)ウクライナに攻撃を仕掛けて(第二次世界大戦以降のお約束を破った)、当のウクライナは西側諸国の援助も手伝って善戦(ロシア軍は強いというのは幻想だった?)してるというのが一点。アメリカではインフレが加速してるので金融政策を引き締め方向に舵を切る。さらにEUは金融政策をどうすんの?です。ロシアへの制裁で天然ガスの国際分業体制が壊れかけだし。中国経済も変調をきたしてる。万年デフレの日本も食料品の値上げに始まり物価上昇率2%に行きそうなんていう観測もあります。エネルギーと食料と原材料がなんか足りてないので世界的に(物価安を享受してきた先進国でも)インフレになっています。仮装通貨(イーサリアム?)もグラボでマイニングできなくそうで半導体価格もどうなるのか?のもあります。

コロナはどこ行った?的なものもありますね(笑)


個人的には時代が急展開しすぎて歴史の教科書を一ページめくった感じがしますね。


私の昨今の気になる事は

・日本を取り巻く中国、ロシア、北朝鮮、韓国の地政学的リスクと核の抑止力

・国際的な分業体制は維持できるのか?

・インフレ。特にエネルギーと食料と半導体

・co2絡みのエネルギー転換。原子力?再エネ?その他??

・インフレ絡みの各国中央銀行の金融政策と円のレート

・日本の軍事力と増税

・各国の株価。特に日本。


前提は、日本の周りの中露北朝鮮の核保有国との関係悪化と敵国と思われてる韓国との関係ですよね。ここが一番変動したと思います。

中国はここ10年~15年くらいの間は世界の工場として使命を果たしてきたと思いますが、軍事的には脅威になってしまったという事で製造に関しては脱中国が進みつつあるように思います。中国は貿易で稼ぐから内需に転換していくかもしれませんね。

その辺の絡みでサプライチェーンは見直されそうですし、その過渡期として世界的にはコストプッシュ型インフレになりそうですよね。

日本もインフレになるか?となると日本の総合的な供給能力を考えると需給から見て激しいインフレはならないのかな?とは思います。楽観論ですけど。

いままで経済の事だけやっておけば何とかなった日本ですが防衛力のことも真剣に考えないといけない時期になってしまったようですね。そこには今までは技術的、金融的にどこの国に対しても大抵オープンだった日本が、敵になりそうな国には差別的処置を取らないといけない未来ですね。

インフレ気味だからと言って、景気が良くならない状態で日銀が引き締めすると更に状況は悪化するでしょうからその辺は上手くやって欲しいですね。



結論言うと損はしたくない。以上(笑)