tsukumo

2022年7月1日金曜日

円安になるとどうなるかを根拠もなく予想してみる

 この記事を書いてるのは、2022年7月1日です。

本日15時の日経平均は25935円、ドル円134.88円ということです。

ついこの間までドル円は110円台だったと思いますが、今は134円です。円安が進みましたね。

円安が進んで、輸入物価が上がってインフレで大変だ!と大騒ぎしてる人が一部にいます。

自国通貨安誘導というと、近隣窮乏策として有名ですよね。アメリカも自国以外が通貨安誘導策を取ってないかをチェックして、何かあれば経済制裁するくらいです。

という通貨安が、棚ぼた的に、何もしてない日本で現在起こっています。正直、これは超ラッキーだと思うべきだと思います。

本来、日本みたいな世界でも有数な技術力、科学力がある国が通貨安になるなんてことは、他国が許さないので滅多にない事だと思います。

まず、円安は続くのか?というのに尽きますね。

実際、円安で困るのは、日本国内で生活してる人というよりも、海外市場で日本企業と競合してる海外企業でしょうし、日本国内でサービスなどを提供している海外企業になると思います。

まず、例えば自動車ひとつとっても110円から134円にまで円安が進めば20%程度日本メーカーの利益上乗せ余地があることは単純にわかりますが、その20%の余裕は現地での値引きの原資になってもおかしくないわけで、日本企業と競合する会社にしてみれば、ただでさえ性能のいい日本製品が1割、2割引きを余裕でしてくると思うとあまり円安が長引くと国際政治問題化するかもしれません。

さらに、グーグルなど日本でサービスを広く提供してる海外企業にしても、Googleplayでの課金から30%をグーグルがもらうというシステムも黄色信号になってくると思います。30%の取り分だと円安の影響で米ドルにしたときに営業収益が減ってしまうので、もしかすると取り分を40%にするかもしれません。基本的に自国で開発するよりアンドロイドを使ってた方がコストが安いのでグーグルを使っていたという部分もあると思うので、もしかすると日本も中国みたく自国開発のOSを作り出す可能性すらあります。これも国際問題になりそうですけど(笑)


企業レベルだと、なかなか景気が良くなると予想できますし、給料もそれなりに上がるのも容易に想像できます。

さて、円安になるとどの国が困るか?まあ、一番困るのは中国ですか(笑)

なぜ、マスコミが円安でインフレが!とインフレに文句を言ってるフリして円安を批判してるのも理解できると思います。

問題は、円安はつづくか?ですね。

世界が中国に依存するのがウンザリだと思えば、しばらく日本に有利になると思います。

あんまり文句言われたら円高誘導していくと思います。

海外工場の雇用とかいろいろと日本企業が背負うものも多いですからね。どこまで海外が円安を許してくれるか、になっていきますよね。