tsukumo

2020年8月28日金曜日

安倍総理大臣が辞任を発表

 安倍総理が辞任を発表しました。(2020年8月28日)

場中の午後に速報が流れて、日経平均は一時600円安になって、多少戻してきている状態です。

速報だけじゃ、本当かわからないと思っていましたが、午後5時からの安倍総理の会見で、自ら体調不良による辞任を発表しました。

速報が流れた時に、私は、お出かけしていたので全く知らなかったのですが、午後2時くらいに家に帰ってきて、マーケットチェックしたら、既に安倍総理辞任の速報が流れた後でした。

私が、場中に流している某短波放送では、株の専門家さんたちは、安倍総理が退任しても日本株に影響は、ないという楽観論を主張していました。

彼らの主張は、日本株はアメリカ株に連動しているから、日本固有の理由で悪い状況にはならない、というのと、今やっている金融緩和を即時やめるわけにもいかないから日本株に影響はない、の2本立てでした。

まず、日本株がアメリカ株に連動しているというのは、もし完全に連動しているのであれば、平成バブルが終わった後に日本の株は何倍にもなっていないとおかしいわけでして。

さらに、金融緩和しているから大丈夫説も、いや、日本は30年以上金融緩和し続けているけど株のパフォーマンスが悪いという実績があるのですが。

私見ですが、安倍政権で株価が上がった理由は、二つだと思います。

一つ目は、バカと日本語がしゃべれない人でも理解できる金融緩和、と、在任期間(安定政権)だったと思います。

安倍政権が誕生したあたりの事は、朧気ながら覚えています。

当時、谷垣さんが自民党総裁で、自民党の野党時代を頑張ってまとめ上げていました。民主党政権は、最初から最後までグダグダでしたが、東日本大震災と福島原発の事故で、もうお手上げ状態だったような気がします。そんな国会が混迷を極めている時に谷垣さんに代わって自民党総裁になったのが安倍さんでした。

最初から、彼のメッセージは、単純でした。経済を再生させるために金融緩和をする、という事でした。経済が安定してないと、国としてどうしようもないですからね。

ちなみに、金融緩和ですが、白川日銀総裁の時代にバレンタイン緩和というのがあって、株は上がり円安になるというのがあったのですが、1か月か2か月でやめてしまったのがアベノミクスの金融緩和のヒントになっているのではないか、と勝手に思っています。


当時は、どうせ一年くらいで交代するだろう、くらいに思っていましたが、約8年の安倍政権ですね。連続在任期間も歴代1位ですか。

安倍総理の功罪は、立場によって見方も違うでしょう。特にアベガー部隊は、安倍総理がいなくなったら攻撃対象(生きがい)がいなくなるからポックリ逝ってしまわないか心配です。(笑)


とりあえず、次の政権は、来年の9月が任期の、お試し政権になるのか、中継ぎ政権になるのか、短期政権になることは覚悟しておこうと思います。

政権交代を伴わない政権になることを考えれば、安倍総理が就任した時のような、明確で分かりやすいメッセージを発信するのは難しいかもしれません。

マーケットに関しては、今ここですぐに判断というわけにはいきませんよね。次の政権の方針を見ないといけないし、何よりも参加している人達の雰囲気が大事ですからね。

いい政策出してきてるのに、株は上がらないとかよくある事ですから(笑)


個人的には、安定政権は、良かったですね。今後は不安しかないですね。