tsukumo

2022年1月25日火曜日

貧困は忌み嫌う悪だが、経済格差はどうでもいいという話

 この記事を書いてるのは2022年1月25日です。ポエムです。

最近、話題に上る「格差問題」について率直な感想を書き留めておきます。

まず格差が悪なのか?この時点で違和感があります。

例えば、岸本首相という仮想の総理大臣がいたとします。彼は、代々政治家の家系で親戚は大蔵官僚、財務官僚などその家計は国からもらうお金に依存してる家系の生まれだとします。そしてその一家の財力とコネで政治家になり、毎年国費として数千万円受け取り優雅な政治家ライフを満喫し、ついに一国の総理大臣になりました。というおとぎ話があったとして、これは一般市民からすれば格差ですかね?名家に生まれ、その財力とコネクションで政治家になり一般市民の10倍以上の年収を得ている。格差ですかね?


例えば、大リーガーの大谷という人がいたとします。両親ともにスポーツ選手で彼は生まれ持って体格に恵まれて両親の育て方が良かったのか、実直な青年に育ち体格と性格の良さも相まってチームの監督にもチャンスを与えられて、とんとん拍子に大リーガーになり年棒数十億円になったという寓話があったとします。これは格差でしょうか?

両者を見て、私の率直な感想は、大金をもらいやがって腹立たしい寄りの「どうでもいい」です。

つまり、嫉妬ですね。嫉妬はしますが「どうでもいい」もしくは「どうにもならない」という感情でしょう。

自分の境遇と比べて遥かに良い暮らしをしてる人(格差)を見て思う事は、普通は嫉妬であって、格差は悪ではないと思います。格差是正を叫ぶ人は嫉妬深い人か社会を分断したい活動家のどちらかだと思っています。

さて、格差と同じ土俵で語られることの多い「貧困問題」の話です。

例えば、毎日19円のモヤシを一袋しか食べることが出来ないくらい貧乏な人がいたとします。当然、普通に働いていて借金も無ければそういう生活になる人など一般的にいないファンタジーです。つまり、何らかの事情で働くことが出来ないから貧困でモヤシしか食べれないと予想されます。仕事がない貧困は社会的に悪でしょうか?


例えば、Aさん、家族構成は妊娠中の妻、小学校に入ったばかりの娘、月給30万円。Aさんの月給は額面30万円です。その30万円から天引きで税金、年金保険料、健康保険料、失業保険など引かれて手取りで24万円です。ファミリータイプの借家の家賃は10万円です。子供たちの為に貯蓄をしないといけませんし、家族3人の食費も残りの14万円でやり繰りしないといけません。普通に生活すれば、手元に貯金など残りません。Aさんは自分の家庭は貧乏だと思っています。


日本の公式な貧困ラインはどこでしょうか?恐らく生活保護世帯、住民税非課税世帯がラインだと思います。

いま「格差」という言葉が刺さってる層は、Aさんのような普通に働いているけど自分は貧乏だと思っていて尚且つ国家的な貧困ラインにいない人たちが、ネットで見る岸田首相とか大谷さんのような高給取りを見て社会がおかしいと思っていると予想されます。

では先ほどのおとぎ話に出てきた岸本首相の3000万円の歳費から2900万円を召し上げてAさんたちに配りましょうか、とはならないわけで。

Aさんのように働いてるけど微妙に生活が苦しい人には政府が出来ることは減税でしょうけれど、補助金を出す(分配)とか訳の分からない事を言う始末です。額面30万円で天引きが4万になれば26万円が残ります。無税だって構わないんじゃないでしょうか?その方が全然生活が楽になると思うのですが。


格差と貧困をごっちゃにして話す人が多くて、「格差は嫉妬」だし「貧困は悪」と分けて話をして欲しいですね。格差を煽って増税して分配という差配権を政府が握りたいというおかしな思想ですよね。

肉なんて食いやがってゆるせねえよ。


*本文中に登場する人物は、全て架空の人物です。

























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