tsukumo

2020年12月24日木曜日

円高なのに日経は高値圏なの!

この記事を書いているのは、2020年12月24日、クリスマスイブです。


最近、米ドルに対して円高になっていますね。103円台です。企業のドル円予想見通しは、105円とかではなかったでしょうか?

今年の五月くらいは、110円を越えていたことを考えると、大分円高になりましたね。

ひと昔前だと、ドル円レートが円高になると、日本の株価は下がるというのが、お約束でしたが、もう少し複雑なシステムになったのかもしれません。

ここ半年くらいの日本円を中心に各国とのチャートを見ていくと、ポンド、ユーロ、オーストラリアドルともに円安に振れているということで、昔の円高になるとリスクオフを暗示しているというのは、現時点で当てはまらなくなってきているのかもしれません。

そもそも、日本の一番の貿易相手国は、アメリカではなく中国であることを考えれば、少し頭を柔らかくして考える必要があるのかもしれませんね。

今年は、新型コロナという、世界が特殊な条件に置かれている事を考えれば、ドル円が円高で日本株がなかなか下落しないというのも特殊な事なのかもしれませんし、もしかすると、特殊要因は関係なく、これからの日本株はストロングであるという事なのかもしれません。将来は予測不能ですけれど。

最近、海外移住の事を考えていて、日本の証券会社や行政のことなど調べていましたが、日本株に海外から投資するのは、結構ハードルが高いという事がわかりました。

日本で住民票が取れてマイナンバーを付与されれば、外国人でも現物株を買えるそうですが、海外から日本市場にアクセスするのは、ちょっと大変そうですよね。

そう考えると、日銀とかGPIFのETF買いは、ひとまず置いておいて、日本人が日本株に投資するようになったのかもしれませんね。

なんだかんだと言って、NISAやIDECOといった資産形成をして国民が生活の不安を感じることを少しでも緩和するような制度もここ7,8年で整ってきましたし、少しづつでも日本人の証券に対する意識も変わってきたのかもしれませんね。投資セミナーなんかも、若い投資家さんが増えてきているとラジオでいってましたから。

でも、この仮説が事実だとすると、株価を下げてしまったり税制で不利にしてしまうと、国民の多くがひどい目に合うという事だから、政策的に株価を意識せざるを得なくなるかもしれませんね。欧米は政権が、株価を意識するのは普通でしたが、日本はそういう伝統は無かったですから、今後は選挙の為にもやらざるを得ないかもしれませんね。

バイデンさんが大統領になると、日本株、日本のマーケットにどういう影響があるのかも、未知数ですよね。トランプさんは、ある意味日本を贔屓にしてくれてたのは、事実ですし、オバマさんは日本より中国と話をするタイプでした。バイデンさんはオバマ政権の副大統領だったので、日本と話すより中国と話し合う方が多くなるのかもしれません。

そうなると、日本の存在感は薄れていくかもしれませんね。

バイデンさんの為替政策も蓋を開けてみないとわからないでしょう。ご承知の通り、オバマ政権では、ドル円レート80円台で張り付いてましたけれど、トランプさんとは違って、バイデンさんは、日本経済の事など考えないで、ドル安政策をとるかもしれませんね。当時は、日本も民主党政権で、対処の仕方もわからず、東日本大震災などもあったので仕方ない部分もあったのかもしれません。安住さんの口先介入は効かなかったのを思い出しますね(笑)

麻生さんの時から円高になったと書いとかないと、発狂する人もいるので補足しておきますが、リーマンショック終わってから80円台で張り付けさせたまま放置して不況を長引かしたのは民主党ですからね。


現時点で、先進各国は、新型コロナで混沌としていますし、どこの国も、今年の成長率はマイナスとか言ってますから、ドルに対して強い日本円が他の国の通貨に対して弱い現実があります。

それでも、日本円が強すぎる状態になると、企業の貿易で儲けが少なくなるのは予想できます。

昔と違って、日本で作ったものを直接海外に輸出して企業が稼いでいましたが、現在は途上国で作った商品を日本や海外に輸出して、ドルやら現地通貨を稼いで、最終的に円転して企業業績になるというシステムに変わっているので、日本のグローバル企業の為替政策は、複雑化していると思います。

そう考えると、各国の為替政策(金融政策)を見ながら、日本も金融政策をしていかないと大惨事になる可能性もありますよね。(笑)

年が明ければ、バイデン政権が発足で、どういう感じで運営していくのかも報道されてくるでしょうし、日本の場合は、目新しい金融政策は今のところないので、よく見ながらですね。若干、菅政権がデフレ政策を連発してるのと、報道も生活コストが高い特集が多くなってきていて、社会全体がデフレに向かいそうというのもあるのは気がかりですね。さらに失業者対策は、足りているのかは甚だ疑問というのも不安材料ですね。実体経済があっての株式ですし、時価総額で資金供給に不安がなくなっての実体経済ですからね。

とりあえず暫くは、基本に戻って、為替を気にしながらという事ですね。

何の話だ!?
















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