tsukumo

2020年12月13日日曜日

パンデミックの中で株高なのを後世の人はどう解釈するのだろうか

 新型コロナが、始まってから、早いもので、もう少しで一年ですね。

去年の年末に中国で動きがあったのですよね。当時は、こんな大事になるなんて誰も思ってなかったのは、凄いですね。

そして、年が明けて、2020年になったら、ダイヤモンドプリンセス号でパンデミックが起こって、死者が出た、というので、少しづつ騒がれ始めましたが、それでも局所的に収まるんじゃないか、と多くの人が思っていたかもしれません。欧米では日本の新型コロナの対応を上から目線で嘲笑している風ですらあったと思います。

そこから、世界中に広まってパンデミックになるまであっという間でした。結果としてアメリカと欧州の方が、日本より被害が大きくなってしまいましたね。

パンデミック初期には、集団感染で自然に収まる論を唱える欧米の学者さんもいらっしゃって、初期のイギリス、スウェーデンで、実際にノーガード戦法をしましたね。

結果として、集団感染で自然に収まる説は、今現在のところは失敗という評価ですね。自然に収まるどころか、スウェーデンでは人口当たりの死者は世界トップランカーですし、老人は死んで当然という、日本的感覚とは相いれない思想の国だという事も明らかになりましたし、何より、パンデミックで対応を取らないと、酷いことになるという事をスウェーデンが人柱になってくれたことで、証明してくれました。さらに世界がパンデミックで経済が落ち込んでいる中、自国だけ経済を止めなくても、経済の落ち込みは他国と変わらないか、それより酷いというのも、スウェーデンの例から証明されました。

今年の日本株の底は3月半ばでしたね。そこから戻して、このまま今年が終われば、日経平均26000円前後で終わりそうです。

日本の場合ですが、2019年10月に消費税増税10%になって正直、消費は落ち込んでいた時にパンデミックが起こるというとんでもない状態で、2020年オリンピックも延期になるというどうするんだ?という感じでしたが、結果、日経平均は上がっているということですね。

パンデミック前から先進国の中央銀行が資金供給を多くしていたので、資金がある方(機関投資家)も多かったのでしょう。さらに世界の実態経済が停滞して、オリンピックというイベントも延期です。需要が減退している中で、設備投資をするのも躊躇する状態だったから、株などの資産に資金が向かったのかもしれません。さらにパンデミック対策として、各国中央銀行の更なる資金供給も決定したので、少し安心して株などの資産に資金を振り向けたのかもしれませんね。

さて、新型コロナのワクチン実装の話も具体化してきました。昔と違い、ワクチンで薬害が起こる可能性は、非常に低いそうですが、先行してワクチン接種をすすめている各国の状況をみて日本はゆっくり広めていけばいいのかもしれませんね。自ら実験台になる必要はないですからね。

パンデミックが収束した後に、資金はどう動くか、というのを考えるとどうでしょうか。

まず、パンデミックを乗り越えた事業者は、どうするかと考えれば、パンデミックで一旦、お休みしていた自分の事業を再始動するために、自分の事業に投資すると思います。工場でモノを作ってる人は、自分の工場に資金を振り向けるでしょうし、営業会社は、広告を多く出して自分のビジネスを拡大しようとするでしょう。

そう考えると、今の世界的株高は、パンデミック収束とともに、一旦落ち着くのかもしれませんね。










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