tsukumo

2019年9月17日火曜日

長期投資は、ゼロサムゲームじゃないという無理筋。

今日も適当なことを思いつきで書いていきます。私的な日記をただ公開してるだけですので、クレーム入れられても困りますので、ご了承ください。

私は、自身のことを長期投資をしているという自覚があります。長期投資の期間も、明確な定義はなく、実際に取引している人によって長期の意味も違ってくるものだと思っています。ある株を買ってから5営業日で売っぱらうのも長期投資だという人もいれば、5年10年スパン、時には一生売る気はない人も長期投資だとおもっています。

私は、紙の本が好き(匂いが好き)なので、引きこもりですが、たまの外出の時は、本屋さんに立ち寄ることが多いです。
本屋さんに入ると、やはり投資雑誌のコーナーが気になってしまいます。気分転換に外出したのに、仕事のヒントは何かないかな、と思ってしまうのは、どの職種でも同じかもしれません。
で、投資雑誌を立ち読みするのですが、(本屋さん、たまにしか投資雑誌を買わないでごめんなさい。)長期投資だと、投機色が薄くなり、投資なので、誰かが勝つと誰かが負けるというシステムであるゼロサムゲームにはならない的なことを書いちゃってるのがありますが、果たしてそうなんでしょうか?

という今日のお題です。

まず、私なりの結論から言うと

長期投資も、結局は、ゼロサムゲームです。

ということです。

理由としては、単純に

「自分が保有してる株は、最後に誰かに売るでしょ?」

ということです。

いくら長期保有だといって5年10年保有してた株でも、最終的には誰かに売ってイグジットするしかないわけです。それとも、その会社がつぶれるまで株を保有し続けますか?

株式の取引所が、なぜ存在してるのか、というのは、実は謎ですよね。なぜなら、株価が上がろうが下がろうが、上場企業に直接関係ないと個人的には感じることが多いです。
時価総額が上がっても企業にお金が直接入るわけでもないのが普通です。企業の資産価値が上がることによって銀行からの借り入れがしやすくなったり、債券の発行がスムースになったり、社会的信用があがったり、というのが存在意義だといわれています。時価総額が評価されれば、企業の資金繰りが楽になるということです。株式市場の存在意義は、ほかにもあるとは思いますが、あまり頭のよろしくない私が思い当たるところはこれくらいです。

株式というものの階層を考えると

1.創業者とその周辺などの最初に出資した人。(新品)

2.株式を市場に上場して誰でも取引できる状態にする(中古)

という風に分かれると思います。

我々は、2の株式市場で中古の株を主に取引しているわけです。

1の創業者とその周辺の新品の株を持っている人たちは、株式市場に上場することによって、自分たちの持っている株の一部を現金にすることができます。創業から上場までの間の努力が報われる瞬間かもしれませんね。

2の中古の株を買う人は、企業の一部を株式という形で所有して、配当金などの権利を享受できるとともに、株価の変動による差益を得ることもできます。


ここで、投資家について考えると、1の創業者とその周辺は、事業がうまくいくかどうかわからない状態の時から、事業にお金を出していたわけで、所謂、投資家っぽいのではないでしょうか?しかしながら、うまくいくかわからないものに自分のお金をベットするわけで、よく考えると博打であるともいえます。

私のような弱小個人投資家にとっても、一般的な意味においても株式投資といえば、2のことですよね。目的は、配当金、値上がり益です。それは、株式を持ち続ける期間によって何か、区別されるようなものではないと思います。言ってしまえば、2に参加してる人は、全員投機をしているともいえると思います。

長期投資だから、株価が上がり続ければ、その株を保有している人は、全員ハッピーで損をする人はいないから、長期投資はゼロサムゲームにならない、という主張ですが、結局、最後は誰かに売りつけるわけで、その売りつけられた人が損をするかもしれないですし、次に売りつけられた人が損するかもしれません。

長期投資は、敗者がいないからという論調は、これから株式投資を始めようとしている人達は、少し考えたほうが良いと思います。逆に長期投資でさえ敗者のいるゲームなので投資は怖いものという風に感じてしまうかもしれませんが、また、それは考えすぎで、株式投資をしている人は世界にごまんといるわけで、負ける人もいれば勝つ人もいて、みんなそれなりにやっているので、それほど過度に怖がる必要もないと思います。

いくら買ったときが素晴らしい株だとしても、5年10年20年とたてば、社会情勢が変わって、企業の状態も変わってきます。下手をすると倒産や、買収されるかもしれません。
最終的には、持ち株は誰かに売って、ミッション終了です。できれば、株価が高いうちに売りたいですし、企業の状態が良い状態で売りたいです。

それが、日計りだろうと10年保有だろうと変わりはありません。
































































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