tsukumo

2019年9月27日金曜日

売り上げ拡大したいなら、会社を買ってくればいいじゃないの!

この記事を書いているのは、2019年9月27日です。


私は、株を買うときにまず考えることがあります。その会社は、真面目にやっているかです。ボヤっとしたことを言うようですけれど。

業績を拡大するのが目的なら、会社を買った方が手っ取り早い。

企業にとって、一番重要なのは事業規模だと思っています。企業にとって利益は、当然重要です。だがしかし、事業規模=売り上げ=トップラインのほうが全然重要です。
利益率をあげても、トップラインが同じなら、将来性がないということになります。
企業にとって売り上げが、すべての基礎になります。従業員5人の会社で、月間の売り上げが5万円しかない会社だったら、その会社はすぐ潰れちゃいます。その5万円のうち、利益が4万円だとしても潰れます。利益がどうとかそういった問題じゃないです。企業にとっては、まずは損益分岐点以上になる売り上げを作ることが、存続するための全てです。

会社で営業に近いところで仕事をしてらっしゃったり、自営をされた経験があれば理解されるでしょうが、商品を売るのは大変です。私も、営業の仕事をした経験がありますが、毎日営業所の所長が怒鳴り散らして、叱咤激励(怒鳴り散らしてと書いて後悔したので)しているのを心の中で欠伸をしながら聞いていました。商品が売れなければ、企業としての損益分岐点に達しないような売り上げだったら、企業の将来は立ちいかなくなります。商品を企画して設計して工場で生産して販売する、全てに関わったひとの労力は、無駄になります。

売り上げを伸ばす方法を考えると、

1、私が営業をしていた会社のように、末端営業を鬼詰めして売り上げを上げさせる方法

2、新商品の投入

3、広告費を掛ける

4、新規事業を立ち上げる

5、面倒くさいから、どっかの会社を買ってくる

になると、考えています。

1から4までは、自社内を中心に動いていきます。1の営業員に無理くり売らせていくというのは、今のご時世厳しそうです。2の新商品の投入は、企画開発製造ラインと手間とお金がかかります。4の新規事業も2の新商品と同じく手間とお金がかかりますし、売れるかの保証は未知数です。3は飛ばします。

という風に考えていくと、ある程度の売り上げがある会社を買ってくるという5が、魅力的にみえてくるのです。会社を買収してしまえば、新しい事業を立ち上げるのと一緒ですし、何より売り上げが既にある会社を買収するので、よっぽどのことがない限り売り上げはプラスになります。ただ、買収には多額の資金が必要というのが、一般的な考えでは問題です。

買収資金を借りてきたけど、完済しなくてもいいよね?

さて、自社の売り上げを拡大させるために、売り上げのある他社を買収してきました。買収金額は、結構かかったのですが、銀行から借り入れたり、自社の社債を発行して乗り切りました。
買収した会社も順調に売り上げを積んでいってくれています。企業のバランスシートも当然プラス推移です。自社の株も好調で、担保にすればまだまだ、お金も借りられそうだし、さらにもう一つ別の会社を買ってもいいかな、などと思ったりしちゃいます。
そうこうして、買収を繰り返していると、借金が膨らんできました。バランスシートはプラスです。返済も取り決め通り普通に返しています。

考えてみたら、バランスシートプラスで、滞りなく返済もしてるなら完済しなくてもいいような気がしてきました。自社は、買収によって売り上げが拡大し続けているし、買収された企業のオーナーは、株を現金化できて嬉しそうだし、銀行は買収という大金が動く取引で金利を稼げる。損をする人はいない。孫をする人はいない。
そうそうリボ払いみたいなものです。

買収して企業規模を拡大するのは資本主義としては正しいけれど

企業買収ばかりしている企業を投資家からみるとどうでしょうか。売り上げも拡大させてバランスシートも健全でと考えると投資対象としては妙味がありそうです。
何より、新事業を立ち上げる時間をカット出来て、買収してしまえばある程度の規模の売り上げを即座に業績に入れることができると思うと投資家も理解しやすいような気がします。
資本主義のルールにのっとって、最大限にメリットを生かして会社を運営している印象です。

でも、これは、投資家がやっている行動と似通っていますよね。自分のポートフォリオを拡大していくというのは、普通の投資家がやっていることです。それをあえて、同じようなことをお金を借りてやっている企業の株を買うのもどうか、と思うこともあります。



オチがない話を書いて後悔しながら手探りでオチを考える

個人的には、買収を過度に繰り返して、事業規模を拡大していく企業は、投資対象としては好きではありません。
その企業の株を買うというのは、青臭い考えでいえば、その企業の技術やサービスが素晴らしいと感じたから買うのだと思います。その中心になる技術やサービスが、微妙なのに買収してばかりいるか企業は個人的には魅力は感じません。

いや、これはオチがない!

お終いです。これ以上は、適当なことを書けないです(笑)














































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