tsukumo

2021年1月11日月曜日

過激な思想が生まれそうな状態を気づかぬうちに体感しているかもしれない話。

 この記事を書いてるのは、1月11日、成人の日です。

新型コロナによる得体のしれない危機感は、個人的には半端ない状態ですね。

と言っても、約10年前には、原発爆発してたんで、それ以来の感覚なのかもしれませんが、ここ8,9年は、経済的にも安定してたので、危機感を感じていませんでした。

東日本大震災とそれに関連する諸問題は、未だにすべて解決しているわけではありませんが、今回の疫病と比較すると、東日本大震災が、言うても日本固有の問題だったのに比べて、新型コロナは世界的問題という違いがあります。

東日本大震災をある種のきっかけに、所謂、保守的な思想というものがクローズアップされたように思います。当然、祖国である日本が危機的状況であることから、日本の将来、自分の生活、ここぞとばかりに尖閣諸島や竹島に侵入してくる外国というようないろいろな問題について考えたと思います。そして、当時の民主党政権から自民党政権に政権が変わったという事でしょう。その後の安倍政権は、賛否ありますが経済的には、日本を巡航速度に戻したとおもいますし、台頭する中国の領土拡張政策と経済的侵略に関しても、アメリカをはじめ、世界の国の議題の遡上に上げることは出来たと思います。悪いところは、森友だったり桜だったり、と色々不審な点はありますけれど。(笑)

新型コロナで、正直、経済的(特に雇用)にぶっ壊れかけていますよね。日本だけではなく、世界中で経済が停滞している国が多いような気がします。アメリカの大統領選で、トランプ大統領がバイデンさんに敗れましたが、アメリカの大統領は、基本的に2期8年務めて終了というのが普通で、ましてや、二期目の選挙で負けるなんて言うのは、カーター、ブッシュ元大統領以来なのではないでしょうか。そう考えれば、トランプ支持者が、選挙自体を信じられないと主張して大暴れする心情もわからなくもないです。コロナが無ければ、アメリカの経済状態と雇用の様子だったら、恐らくトランプ大統領は再選してたと思います。

東日本大震災やリーマンショックで経験した通り、社会的混乱があると、人々の思想に変化が起きますよね。リーマンショックの時は、不景気すぎて、それまで自民党が推し進めていた新自由主義と言われている政策群(自己責任論を根底にした)は全否定されて、「コンクリートから人へ」というスローガンで国民に優しそうな小沢、鳩山率いる民主党に票が集まったわけです。東日本大震災の時は、前述したとおり保守的な考えが多くなっていきました。

さて、新型コロナで、国民はどういう考えに傾いていくのでしょうか。

海外を見ると、中国は、独裁的デジタル管理社会は、こういうパンデミックに強い(と言ってるだけ)ので、他国より優れていると喧伝するでしょうが、恐らく、中国は、疫病を抑え込んでいないような気がしますし、経済回復もしていないと思います。現代で、貿易無しに景気をよくすることは、ある種不可能で、中国以外が落ち込んだ経済なのに中国だけ上手くいくなんて言うのは、おとぎ話だと思っています。

日本でも、国家主導で管理社会にする方がいいのでは?と主張してくる人が出てくると思います。本来なら、日本は、人権保護がガチガチなので国家が国民を管理するようにするのは大変です。戦時中の人権軽視の反省もあるのでしょうが。こういう疫病という非常事態に乗じて、国家による国民の管理を画策する人が出てきそうですよね。何となくですが、今の政権の方たちは人権とか興味無さそうですから(笑)

逆方向に考えてみると、もっと政府は、国民に優しくしろ!という考えが出てくる可能性もありますよね。ベーシックインカムとか。

今のところ、新型コロナ対策は、国民基準だと及第点ではないでしょうし、国民に対する支援も十分とは感じていない人が多くいると思います。誰がやっても、新型コロナ対策で及第点をとるのは難しいと思いますが。

そうなってくると、不満を募らせる人が多くなるでしょうし、その不満は何もしてくれない(と感じてる)政府に向かうのは必然です。そういう時に国民に甘い言葉を投げかける政党や政治家が出てくれば、大化けする可能性だってあると思います。

こういう非常事態時に、気を付けないといけないのは、主張に過激な思想、極端な思想を混ぜ込んでくるような人ですね。

たとえば、ベーシックインカム(個人的には制度的に不可能だと思っています)を導入するから、国民は健康状態から資産、買い物履歴などすべてを政府が一元的に管理する。という事を言い出すような人ですね。国民が納得したら、ベーシックインカムだけやらないでしょうね。だって不可能ですから(笑)

これから、いろんな人が甘い言葉と自分に利益誘導するために大きな声を張り上げてくると思いますが、そういう極端な過激な思想には、くれぐれも気を付けたいものです。例えば、パソナさんとかね(笑)






























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