tsukumo

2021年1月17日日曜日

トランプ大統領時代が終わり、バイデン大統領へ。

 この記事を書いているのは、2021年1月16日です。

来たる1月20日の米大統領就任式で、正式に民主党のバイデン大統領が誕生する見込みです。

バイデンさんは、ご高齢なので、大統領は一期しかやらないと示唆しているとも言われていますが本人から明言はされてません。日本人は、過去に70過ぎてから総理大臣になる人も多く高齢の総理大臣に慣れていますが、アメリカもトランプさん、バイデンさんと結構な高齢者が国のトップになることに慣れてきているのかもしれませんね。

トランプ大統領時代と違って、バイデン政権は、恐らく、普通の政権運営がなされると思います。ある意味。トランプさんがアメリカの政界では異質だったのは周知の事実でしたね。

バイデンさんは、キッチリとチームを組んで政権を運営していくでしょう。バイデンさん自体がご高齢ですから、多くの事は部下に一任していくのかもしれませんね。全FRB議長のイエレンさん(74歳)を財務長官に指名していますし、カマラ・ハリスさん(56歳)が副大統領ですね。

トランプさんは、よく言えばトップダウン、悪く言えば独りよがりな政権運営でしたから、良いことも多かったですが、アメリカの国の長期的な方向性という点では、アメリカファーストでは無かったというのが評価になってしまいますよね。トランプさんは個性が強すぎでしたし、それが魅力ではあったのでしょうが。

アメリカの長期的な野望は、一言で言うと、今も昔も「アメリカ イズ ナンバーワン」だと思います。自由と民主主義の守護者として、軍事力でも経済でもアメリカが一番でなくてはならない、というのが、約束の地(アメリカ)の住人に課せられた使命だと思っているはずです。

トランプさんは、「アメリカファースト」と言っていましたが、近視眼的で短期的な意味でアメリカファーストであって、長期的な野望の「アメリカ イズ ナンバーワン」とは別個のものだと考えてよいでしょう。

外交面、軍事面でも、まずは経済的優位性がなければ、国力が上がらないわけでして、アメリカの経済政策は、国内向けには失業対策、国外向けにはドル安政策というのが、伝統的手法でしょう。

アメリカも数十年前は不景気に喘いで街に失業者が多く、ニューヨークは世界一危険な街と言われていた黒歴史があり、今のアメリカの繁栄から思うとあり得ない時代があったのですが、その反省からも失業対策は一番重要と位置付けているでしょうし、ジャネットイエレンは、失業問題と経済のエキスパートです。

ドル安政策は、ドルを世界中の決済手段にするべく刷りまくった結果でドル安になっていると言えなくもないですね。アメリカはいつでも貿易赤字の国でして、世界中からいろんなものを買ってあげる(いいお客さんでしょ?作戦)、ドル安政策による貨幣価値減価で、世界中から安くいいものを仕入れることができるので米国民の生活は豊かに見えますよね。

それもこれも、ドルが基軸通貨だからできることで、世界秩序の安定には、アメリカみたいな世界の国に対して、いいお客さんになってくれる国が必要なわけです。

中国が、世界に対して悪影響なのは、この辺が問題ですね。貿易黒字を目指していながら、いいお客さんになって、基軸通貨になろうとするという、完全に独り勝ち以外認めないという敵しか作らない思想で動いているのが問題ですね。まあ、根っこが共産主義ですので、勝つか負けるか、全部支配するか支配されるかが基本思想ですからしょうがないのですが。

バイデン政権になって、恐らく世界でのアメリカの支配力は復活すると思います。トランプさんが、かき乱してしまったEUなどとの関係も修復していくでしょう。


相場的に、予測しても仕方ないのですが、アメリカはドル安にもっていこうとすると個人的には考えています。それに対して、日本の金融政策はどうするんですかね?っていうのが、関心事ですね。ドル安を放置して円高になると国内企業の業績も悪くなることが多いですからね。アベノミクス的な政策は、もう期待できないのかもしれませんね。

フレッシュな気持ちでしばらくやらないといけませんね。













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