tsukumo

2021年2月4日木曜日

人間は何歳まで現役感を出していいものなのか?

 この記事を書いているのは、2021年2月4日です。


日本は長寿国です。長生きする方が多く、男女合わせても平均寿命は80歳越えですね。

医療体制もしっかりしていますし、食事などの栄養面でもいい線いってますし、事件や戦争などで命を落とすことも滅多にありませんからね。


今日は、某日本オリンピック委員会の会長が、謝罪会見を開きまして、さっきその動画を見たのですが、唸ってしまいましたね。

いろいろと、思うところがありますよね。

森さんがどうとか、というよりも、高齢化社会である日本の社会のシステム自体に一石を投じるような会見だったと思いますね。

私個人の意見としては、高齢化した日本はいい事だと思います。

高齢化したというよりも、日本で生きている人の多くが、長生きしてるんだからいい事だと単純に思います。

しかし、同時に実務的に、というか社会の方向性を決めていく立場にあまりにも高齢な方が就いているのは、問題があるな、と思うわけです。

政治家もなんとか協会の会長も、ひと昔前と違い、名誉職ではなくなっています。政治家なら、官僚が持ってきた資料やら法案をいいのか悪いのかを判断する能力が必要でしょうし、何とか協会の会長ならいろいろな人と協議を本気でやらないといけない時代です。実務能力をガチで問われる時代に変わってしまっています。

そんな時代に、70歳、80歳のご高齢の方たちが、責任者として適任なのか?というのは、社会システムとして議論すべきでしょうし、行政改革やら規制改革などする前に、後進にうまく道を譲るシステムを作るべきだよな、と思ったりします。

とはいえ、面倒を見てきたり、小馬鹿にしていた鼻たれ坊主の後輩に、自分の地位を譲るのは気持ちがいいわけは無いですよね。

森会長(何の会長かは言ってない)を見ていて、80歳過ぎの会長に20代、30代、40代くらいの記者が、真面目に質問をして、老人が活舌も悪く、逆切れ気味に回答するという、見るに堪えない状況でした。記者が真面目に質問しても、恐らくまともな回答を得られないだろうというのは、容易に想像がつくわけで、あまりにも不毛過ぎて唸ってしまいましたね。

例えば、自分の周りの80歳を思い浮かべれば、ある程度は想像がつくと思います。80歳で受け答えがしっかりしている人がどれだけいるのか?胆力をもって他人の話や批判に耳を傾けられる80歳の方はどれだけいるのか?と考えれば、どうしようもない会見になってしまうのは、仕方がない事だと思います。

森会長が、実務もしない、責任もない、誰にも相手にされない前提の名ばかり名誉会長であれば、失言があろうと誰も報道しないので相手にされないのでしょうが、現役感を出してしまっているので記者も老人に話を聞くのはバカらしいと思いながら記者会見に向かったのではないでしょうか。

人類の歴史をみれば、進化の歴史なわけで、自分たちの世代より次世代は世界を進化させる能力があるというのは、事実なわけでして、若い者にはまだ負けない、というのもわかりますが、ある程度年齢がいったら後進に道を譲らないといけませんよね。特に、自分だけじゃなく、社会的責任を負う立場だったり、社会の方向性を決めるような政治家とかは、システマチックに年齢制限をかけた方がいいと思います。例えば、平均寿命から10歳引いた歳以上の人は、要職に就けないとか。

自営業とか、一人親方とかの職に就いている人は、生涯現役でも他人に迷惑をかけることは少ないでしょうから好きにすればいいのでしょうが。


というのは、実社会の話で、宇宙に目を向けると、宇宙探査を有人でするには、人間は寿命を延ばさないといけないです。なかなか難しい問題ですね。































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