tsukumo

2018年11月1日木曜日

2018年11月1日は、NTTがストップ安。


これを執筆中なのは、11月1日です。

今日は、通信株が全般に下落、というより急落しました。夏頃から、菅官房長官が、しつこく、携帯電話料金が高いし、大手携帯会社は儲けすぎなので、携帯料金を4割下げるようにする、ということを繰り返し発言していたことが、基礎になり、10月31日のドコモの決算発表での「来年から、携帯料金を2割から4割を目途に引き下げる。営業減益も視野に入れていて、売り上げが現在の水準に戻るのは、2024年になる。」という発表が引き金になって、NTTドコモ14.71%、KDDI16.15%、ソフトバンク8.16%、NTT14.74%の下落になりました。

特に、NTTは、なんとストップ安で終了でした。
私のポートフォリオでも、NTTとNTTドコモは、大きな比率を占めていて、大分、含み益に影響が出てしまいました。

11月1日にKDDIの決算発表会がありまして、KDDIの方は、ドコモと違って、既に料金は引き下げているので、現状の料金体系で行くらしいです。

自分の保有している通信株が下落して、もちろん気分は悪いですが、それよりも、NTTという大企業がストップ安したということが、他のファンドに影響して、全体相場に波及してしまうことも心配です。

NTT株やNTTドコモ、KDDIなどは、高配当であるため、私のような長期投資、配当投資をしてる人は、ポートフォリオに組み込んでいることが多いでしょうし、機関投資家や高配当ファンドなどにも組み込まれていると思われます。
こういう場合のポートフォリオの組み換えで通信株の比率を減らすような判断が出てくる可能性があると思います。

また、利益をお客さんに還元するという事で、配当への影響も予想されます。株価が低迷していながら、配当金額は、維持できるのか、と言うのも気になってしまいますよね。

仮に、減配予想なんて出た日には、高配当をお目当てにしていた投資家も考えてしまうと思います。

通信インフラ会社も、現状の通信料金頼りをいつまでも続けていくのは、時代が変われば、会社自体の在り様も変化しないといけないのは、理解できます。現に、KDDIは、JCOMを買収して子会社にしたり、保険業務などにも進出していますし、ソフトバンクは、実態は投資会社みたいなものになっています。

そう考えれば、NTTドコモが、通信費を引き下げて、他の事業で利益を上げていきたいという願望は、ある程度理解できます。

長期的に、資産を運用、形成していくのも、今回のような、政治的リスクや、ビジネスモデルの変換を強いられる場面が出てきます。東日本大震災の時の東京電力がそうであったように、いままで盤石な株が一夜にして塩漬け株になってしまう事もあります。

私自身も、長期的な戦略やポートフォリオを見直す時期に来ているような気がします。


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