時事ドットコムさんより
2019年5月1日の平成から令和への改元が近づいてきましたね。今上天皇の最後の国事行為、皇室儀礼になるであろう退位礼正殿の儀は、4月30日の午後5時から皇居・宮殿正殿でとりおこなわれるそうです。
翌5月1日の午前10時に剣璽等承継の儀で新天皇に皇位の証である三種の神器のうちの二つを継承するという事です。
剣璽(けんじ)というのは、三種の神器(剣・玉・鏡)のうち、剣、玉を意味します。鏡はどこ行ってしまったと思うかもしれませんが、宮中の賢所(かしこどころ)にご神体として祭られているということで動かせないそうです。
剣は、草薙剣(くさなぎのつるぎ)、玉は八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、鏡は
八咫鏡(やたのかがみ)と呼ばれ、日本神話において天皇の祖先の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が天照大神から授かったとされています。
剣璽等承継の儀は、主に三種の神器のうちの剣と玉を皇位継承の証として引き継ぐ事が、メインですが、剣璽等承継の儀の「等」は何かというと、「皇位とともに伝わる由緒あるもの」だそうです。外交文書や国家の重要文書に押される国家の象徴としての印章の国璽(こくじ)と、天皇の印章である御璽(ぎょじ)というのがあるそうです。
日本の場合、色々と歴史的にはありましたが、天皇家は常に存在してきましたし、将軍や関白などの時の権力者が、時代とともに幾度となく変わってきましたが、天皇家は時代に左右されずに日本の最高権威としての地位でした。
天皇家自体が、日本の建国に携わっていることは、事実ですし、建国から2000年以上に渡って、日本国とともに歩んできたと思うと、凄いことです。
そして、天皇家にまつわる過去2000年にわたる文書などは、日本のみならず人類の歴史を記したものと言ってもいいのではないでしょうか。
元号が変わるのは、普通の日本人の寿命から考えれば、2回、もしくは3回になるかとは思いますが、どちらか一回は、幼過ぎて覚えてないか、老人になって理解できないか、になってしまうかもしれません。今回の改元は、私にとって最後の改元になると思うので、しっかり心に刻み込んで、よい思い出になるようにしたいと思っています。
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。