tsukumo

2018年9月7日金曜日

日経平均の現状(2018年9月7日版)

日経平均の10年チャートを見ると、第二次安倍政権が発足した2012年の年末から2018年現在までのうち、2015年から2016年の年末までが下落で終わっているのを除いて、右肩上がりのチャートですね。

2009年のリーマンショックの辺りの大底から見ると、日経平均は約3倍になりました。

さて、投資をしていると、約6年間日経平均が右肩上がりで、株価も3倍になっていようと、何時、トレンドが転換して下落するか、不安になることもあると思います。


直近、1年チャートを見ると、2017年末の日経平均23000円付近を抜けきれないというのが、現状です。しかも、2018年1月は日経平均24000円を越えるほど買われていたという事実もあります。
直近1年だけを見れば、下落トレンドよりのレンジ相場という風に私の眼には見えます。ただ、10年チャートを合わせて見れば、長いトレンドの押し目のようにも見えるわけで
相場の現状分析というのは、視点を変えれば、色々な解釈が生まれてきますよね。
この記事を偶々読んでいただいてる方も、色々な視点があると思います。

私の投資スタンスは、「資産規模の拡大とその資産によるインカムゲインの拡大」が最大の目的です。

読者の中には、1日で売買を完結したい人や、数週間、数か月、という目線の方もいるでしょう。市場には、いろんな人が参加してますよね。だから、色んな解釈が存在するわけで、勝った負けた、損した儲けた、株価が上がった下がった、と色んな人が色んな事を言うのですよね。

昭和バブルが終わって、日経平均は、2012年までは一貫して下落トレンドであったことは、事実です。その間にITバブルなどのプチバブルがあったにせよ、下落トレンドでした。また、外国為替のドル円についても円高がトレンドとして定着していました。

でも、ここ6年程度を見れば、円安、株高トレンドです。長く相場を見てる人にとっては複雑な心境だろうとお察しします。30年弱下落トレンドが続いていた日経平均が、リーマンショックの底から約三倍の上昇です。これは、プチバブルで、元の下落トレンドに戻ってしまうんではないか、と疑心暗鬼になっていてもおかしくないですよね。

現状の分析で一番大きい枠は、「アベノミクスによって、日経平均の超長期(30年)下落トレンドは、上昇トレンドに変わったのか。」ということです。
たとえば、長期トレンドで上昇トレンドに変わっているのなら、バイ&ホールドで充分な利益があげれることでしょう。逆に超長期のトレンドは変わらず、現在はプチバブルの最中で、1年、2年で元の下落トレンドに戻るというのであれば、資産規模は縮小する可能性がありますよね。

次に大きな枠は、「一年で、売買を完結したい人の一年チャート」でしょう。一年チャートを見る限り、2018年1月に24000円を越えてから、21000円(くらい)から23000円のレンジになっています。今年の高値の24000円を上に抜けていない以上は、下落のバイアスがかかっているように見えますよね。ただ、2018年は、まだ4か月弱あるので、24000円を目指して上昇する可能性もあります。

というように、期間を細かくしていく度に解釈が変わっていきますよね。

一番、みんながハッピーになれるのは、超長期のトレンドが上昇トレンドで、株を保有していると、よほどのことが無いかぎり、資産価値が上がり続けるパターンだと思います。
年金も株で資産を運用していますし、将来的には、株価が上昇トレンドになっていないと困る事のほうが多いと思います。

確かに、投資をしていない(と思っている)人達から、年金を株式に突っ込むのは良くない、とか聞きますが、元々、年金の運用資金は、株式にも振り分けられてたわけですし、批判している人達がお金を預けている銀行だって株式に投資しています。
その投資したお金が回りまわって、年金を増やしてくれるなら良いことだと思います。
(運用のコスト、管理コストなど多々問題はあると思いますが・・・)

リーマンショックから約10年、大きなショックが、今後あるかもしれませんが、自分のスタンスは、何なのか、というのは、常に頭において向き合いたいですね。











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