tsukumo

2019年3月28日木曜日

感情論


この記事を書いているのは、2019年3月28日になります。

本日の日経平均の終値は21033円でした。昨日は買われて、今日は下がって気持ち的に大変ですね。


毎日日替わりで、自分の持ち株の値が大きく変動したら、嫌でも感情的になっちゃいます。

というわけで、今日のお題は、人間の感情です。

私は、自身の事をかなり合理的な人間だと思っています。ここで言う合理的とは、感情に左右されないで、損得を考えて理由付けをしっかりして判断することと定義します。
皆さんは、合理的ですか?
合理的人間の方が、格好いいような気がしますよね。何か、こう、理知的な感じがして。

合理的が、格好いいと思った時点で、すでに感情論ですし、ちっとも合理的思考ではなかったりしますけど。

まずは、商売の話をしますね。

営業マンの、お客さんに対するアプローチとして最初にやることは、ニーズを発掘することだと思います。

格好良く言うと、ニーズの発掘ですが、つまりお客さんの感情を不安にさせたり、焦らしたり、羨ましがらせたりすることです。

たとえば、生命保険の営業マンでしたら、この保険に入ってないと大変なことになりますよ、という匂わせをしてお客さんを不安にさせて話を聞いてもらおうとするでしょうし、自動車の営業マンなら、自慢げに自社の自動車を見せて機能やらスタイリングを説明しながら、休日のドライブを想像させるような話をすると思います。

お客さんのニーズが感情的に発掘出来たら、次の段階ですね。お客さんが自身で合理的に判断していると思わせながら、商品を選べるように感情を刺激し続けることです。
自動車だったら、数種類の車種を提示して、数十種類のオプションを提案して、その装備は、必要不必要と判断してもらいながら、上手く感情をコントロールしていきたいでしょう。当然、この装備があると、休日のキャンプの時に便利ですよ、とか、お子様が生まれた時は、こういう装備が喜ばれますよ、とか感情を刺激するワードを散りばめていきますよね。

最終的に、契約段階になったら、いままで一緒に商品を選んできた私と契約してください、という感情論で判子をついてもらうでしょう。

営業マンを否定してるわけではなく、モノを売る時の基本的パターンだと私が思ってる事を書いているだけなので、気にしないでください。

さて、問題は、この手の感情論に訴えかける方法が、SNS上や、詐欺やら、政治家やら、マスコミなどでも行われて、受け取る側が無防備なままな事だと思うのです。

簡単に言うと煽られてる側が、自身が煽られていることに気づかずに、乗せられてしまうことが、問題で、自分が煽られていることくらいは、気付いた方がいいのではないだろうか、という事です。

たとえば、政府や一部マスコミの発表で、「国の借金が、国民一人当たり数百万円になりました。」というのを聞いて、大変だとなるわけですが、次に「消費税を増税して、社会保障費に充てる」ことになって、「5年連続で、公務員給与が上がる」「今年の予算は101兆円」となるわけで、何が何やらわからなくなるわけです。

まず、予算を組んだのは公務員でしょうし、承認したのは国会議員です。それで、国債を多額に発行し続けて、最終的にその債権額を国民一人頭で割るとかいう言ってることが訳わからないことをやるわけです。国民に「君たちは、借金があるぞ」という感情を煽る行為をしているわけです。借金あるから、「税金上げるよ」と合理的らしい理由を上げるわけです。そして、社会保障費に充てることは止めてしまう。(笑)
さらに、なぜか、公務員の給与が上がってしまう(笑)、予算が過去最大になってしまうのです。

また、そういうのを監視しないといけない野党の方も、何かあるたびに「阿部が悪い」「安倍のせい」という感情論でいきますし、安倍首相も、民主党政権時代より今の方がマシというわけです。

SNS上でも、個人間のトラブルを、一方が悪いかのように書いて拡散希望する人などもいます。それを第三者が感情に任せて悪者とされる人を誹謗中傷するようなことも、よく見受けられます。ソースが、片一方の言い分だけで、本当はどちらが悪いのかさえ第三者にはわからないかもしれないのにです。

私は、人間は、最終的に感情で判断するものだと思っていて、例えば、私が、株を買う場合でも数種類をピックアップしていても、最終的に売買するのは、適当に気分で選びがちです。人間が感情的であることは、全く否定しませんし、悪いことではないし、むしろ、小説や音楽、その他芸術においては感情こそ至高だとさえ思っています。

ただ、あまりにもくだらないことで(恐らく意図的に)感情を刺激してくることが、最近は多いと感じているので、受け取る側は、煽られていることを意識した方が良いのではないかと思っています。

















































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