この記事を書いているのは、2019年3月5日です。
今日のお題は、GMOクリック証券のスクリーニングを使って、東証一部で時価総額500億円以上の企業を見ていこうと思います。
最近、話題になっている東証一部の上場の条件を変更するという話ですが、その条件の有力な候補が、時価総額500億円以上という条件です。
東証一部で時価総額500億円以上でGMOクリック証券を使ってスクリーニングすると、本日付で1044社が当てはまります。東証一部に上場している企業は約2000社ですので、そのうちの半分くらいしか、東証一部に残らない可能性もあります。
なかなか厳しいですね。
というわけで、上場の条件が変われば、当然、東証一部から二部や新興市場に指定替えが起こります。東証一部から他の市場に指定替えになると、やはり影響はあると思います。
まず、合コンで、名刺を出す時に東証一部上場の文字が名刺から消えますよね。マイナスポイントかもしれません。
就職活動でも、東証一部企業というのは、ある種ブランドですし、企業側も東証一部上場を押している場合もありますから、ここもマイナスになるかもしれません。
私たち投資をしているものにとって、一番影響があるのは、投資信託やETFの組成ですね。
一番、よく使われる指数は日経225ですので、225社で組成されているのであまり影響は無さそうですね。
さて、日経225って、どうやって選出されるか、調べてみると、
日経平均株価構成銘柄選定基準
に詳しく書かれています。
日経平均株価の銘柄入れ替えにあたって
1、市場の流動性が高いこと
2.セクター間のバランスを考慮すること
3、臨時の入れ替えでは企業の実態を考慮すること
が、重視されています。
具体的には、
1、日本経済新聞社の独自基準によって流動性の高い順に450社を選定
2、銘柄入れ替え前の225銘柄で450社に入れなかったのは、自動で除外
3、450社のうち、上位75社は、自動で225入り
4、残りの150社は、技術、金融、消費、素材、資本財、運輸・公共の6つのセクターを考慮して選定するそうです。
って書いてますが、今日初めて知りました(笑)。
ちなみに日経225の全銘柄はリンクを張っておきます。
日経225銘柄
日経225は、指数としては、毎日見て、気にしてますが、結構構成銘柄に関しては、興味なかったりします。もしかすると、私だけかもしれませんが。
それでも日経225全銘柄を暗記してる人もいるんでしょうね。
さて、まさかとは思いますが、日経平均採用銘柄で時価総額500億円を割っている会社はないか、探してみました。
詳細は株ドラゴンさんのリンク貼っておきます。
↓
株ドラゴンさん
まさか、時価総額500億円以下はないだろうと思っていましたが、ありましたね。
3103ユニチカ 時価総額 27894百万円
6773パイオニア 時価総額25301百万円
一応、探しておいてよかったですね。
恐らく、セクター別に選んだ方から採用されたのでしょう。日経平均採用銘柄どころか、東証一部指定も解除の候補になってしまうかもしれませんね。
というわけで、色々遊んできたわけですが、
東証一部の上場要件が時価総額500億円以上になると
・日経225指数構成銘柄にはほとんど影響がない
・東証一部から除外された場合は、ネガティブに働く可能性がある
ということですね。
この記事を書く前は、日経225の銘柄入れ替えが起こるから、凄いチャンスが来て、日経225に入りそうな銘柄を押さえておけば大儲けだぜ、と考えていましたが、日経225はほぼ入れ替えが無いくらい盤石でした。
どちらかというと、東証一部から外される銘柄のネガティブインパクトの方が強いような気がしてきました。
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