2020年6月9日の日経平均終値は、23091円、東証REIT指数は、1758円でした。
今日のお題は、総務省の高市大臣が、マイナンバーカードと個人の口座の一口座を紐付けたいという意向を発表しました。
新型コロナで特別給付金を全国民に配るというのを聞いて、恐らくバーターで全国民の口座を行政に申請するのを義務付けるだろうな、と思っていましたが、大体そうなりました。
日本の税制の基本は、「申告制」ですね。これを平たく言うと、国民が「自己申告」するのを「税務署が審査」するわけで、申告した所得が間違っていたら「申告した人が罰せられる」というシステムです。
今回、国民一人につき一口座だけを申告するのを義務付けたいらしいですが、それだと脱税、申告漏れといった場合に、責任は申告した国民で変わらず、個人の金融資産情報だけが行政に吸い上げられる格好になります。
すでに、証券会社では、マイナンバーと口座の紐付けは義務化されているわけで、改めて銀行口座まで紐付ける意味は何かと疑ってしまいます。
申告する口座を一つに限定することで、行政側に瑕疵はなく、申告が間違っていた場合、あくまで申告した国民側が悪いという従来からのスタンスを崩さないで良いですね。リスク回避としては上手いです。
銀行のお金の出し入れをどのくらい行政が監視するのかは、現時点ではわかりませんが、申告口座が一口座だけなら、行政に申告専用の口座を作って、お金の取引実態が無いようにして申告すればよいだけになってしまいます。
つまり、やるだけコストがかかるので無駄ですね。
国民にも行政にもメリットはありません。メリットがあるとしたら、仕事が増える公務員、人材派遣、システム作る会社くらいですか(笑)
色々と日本も気持ち悪くなってきますね。
大人のデパート エムズ
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